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【大手メーカー開発経験者が語る】大企業に就職/転職するメリット・デメリット

投稿日:2020年8月1日 更新日:

 

こんにちは、大手メーカー研究開発経験者のタッペイ・ノジマです。大企業への就職/転職を目指している方によく以下のような質問を聞かれます。



 

大企業への就職/転職を目指している人
「大企業への就職/転職を目指している。けど学業や今の仕事も忙しくなかなか就職/転職活動が手につかない…。実際、頑張って大企業に入る価値あるのかな?中小企業よりも大企業の方が待遇がいいと言われているけれど、具体的に何がいいの?大企業に入るメリット・デメリットは何なんだろう?大企業の将来性は?」

こういった疑問に答えます。





✔本記事の内容

  • 大企業勤務のメリット
  • 大企業勤務のデメリット
  • 大企業就職/転職後のおすすめキャリアパス

 

結論から言うと、「大企業勤めは絶対に良い!!」ということです。

この記事を書いているタッペイ・ノジマは、大手メーカーにて、研究開発開発職と生産現場の両方を経験しました。

大企業に勤める中で酸いも甘いも感じてきた私が、リアルに感じた生の声を共有していきます。

 

大企業勤務のメリット

  • メリット①:規模の大きい業務に携われる
  • メリット②:失敗しても許される
  • メリット③:論理的思考力の高い人が多い
  • メリット④:福利厚生がいい(ホワイト)
  • メリット⑤:ちやほやされる
  • メリット⑥:海外勤務のチャンス
  • メリット⑦:賢い生き方を学べる

 

メリット①:規模の大きい業務に携われる

大企業で働く一番のメリットは「規模の大きい業務に携われる」ことです。


数千万円、数億円、数十億円といった案件、プロジェクトを扱う機会が頻繁にあります。しかも入社1年目からでも。

規模が大きければ、プロジェクト完了により与えられる影響も非常に大きく、やりがいも大きい。もちろん、「人を使う」ということも学べます。

中小企業や個人事業主では扱う機会が少ない規模のプロジェクトを推進でき、影響力の大きい仕事ができるのはかけがえのないメリットですね。

 

メリット②:失敗しても許される

ぶっちゃけ失敗しても許されます。上司から怒られるだけ。

だからチャレンジもしやすいです。チャレンジもしやすいからいずれ成功します。

そして規模の非常に大きい案件の場合。上司も失敗したくないから、チェックが定期的に入り、軌道修正が行われます。

タッペイ・ノジマも入社3年目で6000万円の案件をドブに捨ててしまいましたが、上司に3時間ほど会議室で、反省会と称して詰められただけです。人事評価も下がったというよりかはチャレンジ精神も評価されて±0でした。


規模が大きい案件に挑戦、失敗しても怒られるだけ。正直ノーリスクハイリターンです。

 

メリット③:論理的思考力の高い人が多い

シンプルに頭の良い人が多いですね。皆さん論理をしっかりと組み立てて意思決定しているので、話がスムーズです。

判断が正しくないことはありますが、判断した根拠となる論理は理解できます。「なんとなく」「だいたいで」といった、適当な根拠は返ってきません。これがどれだけノンストレスなことか。

こういった環境で過ごすことで、自分自身の論理的思考力が磨かれ、事実をもとに適切な判断ができるようになります。

 

メリット④:福利厚生がいい(ホワイト)

やはり福利厚生は中小企業などに比べて非常に手厚いです。特に「時間」に関して余裕ができるのは最高です。

業務の時間が少なく、自分のスキルアップの時間や、フィジカルケア、メンタルケアの時間が増える。

自分の時間の自由度が増えることにより、将来に向けての様々な選択肢を得ることができます。


有休は年約20日ほど権限が得られますが、ほぼほぼ20日近く取得できます。

しかも有休は「取るもの」ではなく、「取らなければいけないもの」という空気がどの職場にもあるので、有休で休んでいても精神的に何のストレスもありません。

「休まなければいけない」という状況がどれだけ安らぎを与えてくれることか。

残業も常識的な上限 (約30時間/月) が定められており、もちろん残業もできるだけ少なくするよう上司から指示が出ます。



そのほか、家賃補助や自己啓発補助等のお金に関する福利厚生、ジム無料利用などのライフサポートなど、会社によって差はありますがどの大企業も高水準です。

 

メリット⑤:ちやほやされる

これ、結構大事です。(笑)

自分の家族、親族も安心しますし、友達や初対面の人からもある一定の信頼や敬意が得られます。

タッペイ・ノジマもこの恩恵にあずかり、おいしい思いもしてきました。(笑)

大企業に属するだけで一定の自尊心が得られるのは大きなメリットです。

※消費者が良く目にする商品・サービスを扱っている企業の方が効果は大きいです。

 

メリット⑥:海外勤務のチャンス

海外志向の人限定ですが、海外勤務のチャンスが非常に多いです。

大企業はグローバルにビジネスを展開していることが大半なので、海外に事業所があり、定期的に海外勤務の機会が訪れます。

海外に事業所がなくても海外企業との取引も多いので、やはり海外勤務や海外主張は多い傾向にあります。

会社のお金で、しかも会社のセキュリティにより安全に海外で生活できるのは大企業の良さです。

※海外勤務が嫌だ!という方は、事前に上司に伝えておくと配慮してもらえることが多いでしょう。

 

メリット⑦:賢い生き方を学べる

ある程度お金を持った賢い人達が、どんなサービス・どんなものを利用し、日々の生活を潤わせているのかをリアルタイムでキャッチアップすることができます。

この情報を得て、自分も真似てみるのも良し。お金を持った人たちがどのようなサービス・ものを必要としているのかという情報を利用するのも良し。

非常に価値のある情報が日々得られます。

 

大企業勤務のデメリット

  • デメリット①:スキルが身に付きにくい
  • デメリット②:無駄な業務が多い
  • デメリット③:望まない転勤がある
  • デメリット④:管理職になると辛い
  • デメリット⑤:サラリーマンなので給料が頭打ち

 

デメリット①:スキルが身に付きにくい

最大のデメリットは「スキルが身に付きにくい」ことです。

大企業では業務が細分化されており、ただ日々業務をこなしていても、その企業内でのみ、しかも一連の仕事の一部分にしか利用できないスキルが身に付くだけです。

ジョブローテーション等を利用し続け、価値のあるスキルを身に付けることもできますが、何十年といった莫大な時間がかかることが多いです。

自分にしかないスキル、会社外でも通用するスキルが身に付くような業務・部署を探してスキルを磨くことが大切です。

またプライベートの時間に本当に価値のあるスキルを磨くのも一つの手です。

 

デメリット②:無駄な業務が多い

本当に無駄な業務が多いです。特に、「承認業務」ですね。

例えば消しゴム1つ買うのに、忙しい管理職の手書き承認をもらいに行き、その後2,3の承認の関所を経て、手元に届くのは約1週間後なんていうのはザラです。

Amazonであれば注文したその日に手に入りますよね(笑)

このように様々な業務に承認業務が付きまとい、承認される側も承認する側も疲弊しきっています。

 

デメリット③:望まない転勤がある

大企業だからこそ事業所が多い分、様々なところに行く可能性が高いです。

子供も小学校に通い始めて友達ができ始めた、新築の家も30年ローンで建ったばかりというときに急遽転勤となり、家を売りに出して大赤字となりながら新しい土地に行った上司を見てきました。

転勤の可能性も含めた人生設計をする必要があります。

 

デメリット④:管理職になると辛い

頑張って頑張って業務に取り組み、昇進し続けた先に「管理職」が待っています。

管理職になると会社の経営側と見なされます。つまり残業制限や有休取得推進もなくなります。無制限の仕事地獄ですね。

大規模なプロジェクトを扱う分、責任も重くなります。プロジェクトが上手くいかない責任は管理職に降ってきます。多額のお金の管理、多数の人の管理も引き受けなければいけません。

もらえる給料も仕事の多さや責任に見合っていません。


本当に辛いと思います・・・。
プライベートの充実は諦めたほうがいいと思います。
管理職への昇進の打診が来たときは、本当にやり切れる覚悟があるのか再考したほうがいいでしょう。

※もちろん大企業の管理職となると権限も増え、やりがいは格段に上がります。

 

デメリット⑤:サラリーマンなので給料が頭打ち

これは大企業に限ったことではないのですが、いくら大企業といえど給料は頭打ちになります。

大企業ともなると管理職になれるのも本当に一握りの世界。大企業の管理職でも1500万円/年は超えないでしょうか。

管理職になれるほどの実力を持った人ならば、フリーランスの世界などでは倍は優に稼げます。それほどに優秀な人しか管理職になれないのです。


自分の実力に自信があり、たくさんお金を稼ぎたい人はサラリーマン以外の選択肢も考えてみるといいでしょう。

 

大企業就職/転職後のおすすめキャリアパス

 

まずは何としても大企業に入りましょう。そのうえで以下2パターンを紹介します。
※大企業への入り方は後日 別記事にて紹介します。

 

【パターン1】
大企業勤務にて、本当に価値のあるスキルを身に付けられるような業務に従事する、もしくは「時間的余裕」と「金銭的余裕」を活かして価値のあるスキルを身に付け、将来的にフリーランス等独立するのがいいかと思います。

 

【パターン2】
大企業の中で、管理職にならず、ある程度の給料をもらいながら、のほほんと暮らすのもおすすめです。
※もちろん価値のあるスキルは身に付けないといけません。リストラに合わないために、自分の身は自分で守るしかないです。

 

というわけで今回は以上です。
大企業に入り、より充実した人生を送りましょう。

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