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大企業から公務員への転職を考えている人へ 【必見】

投稿日:2020年9月22日 更新日:

 

大企業に勤務していて公務員に転職したい人「大企業で勤務しているけど、日々のプレッシャーやノルマがきつい・・・。毎日労働時間も長い。超ホワイトといわれる公務員に転職したいな。でも公務員って実際超ホワイトなのかな?プレッシャーもなくて精神的に楽であればいいけど。給料はおそらく下がるんだろうな。転職できたとして公務員の将来ってどうなのかな。」

 

 

こういった疑問に答えます。

 

✔本記事の内容

  • ピンキリですが、基本的に公務員はホワイトです
  • 民間に比べると公務員業務のプレッシャーは少ない
  • 大企業→公務員で給料は下がるが、決して給料が低いわけではない
  • 公務員の将来はグレー 理由は3つ

 

この記事を書いているタッペイ・ノジマは、大手メーカーに新卒で入社し、長年勤務してきました。

同僚のなかにも大企業から公務員への転職をした方がいます。

また私の父親、母親、兄が公務員という、公務員一家のなかで育ちました。

元同僚の公務員への転職経験、私の家族の公務員での実体験をもとに、今回は公務員の実情と大企業から公務員への転職について情報を共有します。

 

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※地方公務員には大きく分けて「国家公務員」と「地方公務員」の2つがあります。
「国家公務員」・・・中央官庁や出先機関で働く、いわゆる官僚
「地方公務員」・・・県庁や市役所などで働きます
今回の話のメインは「地方公務員」です。

 

基本的に公務員はホワイトです

どこで働くか、もしくはどこの部署化によってピンキリですが、基本的に公務員はホワイトです。

理由は以下2つ。

 

  • 公務員が行う公務は突発的なことが起こりづらく、計画が立てやすい
  • 民間企業と違い、利益追求のためではないので「納期厳守」や「なるべく早く」の観点が薄い

 

こういった理由から公務員の仕事は時間に追われるプレッシャーが少なく、また残業も多くありません。

実際、市役所を見ても、大抵の部署はホワイトであることが見て取れます。

市役所で働く私の親も残業はほぼありませんでした。

「そんなこと言ったって公務員でもブラックな部署はあるよ!」と思われるかもしれません。

実際ブラックな部署はあります。国家公務員では帰宅時間が23時になるという話もよく聞きますし、地方公務員でも同様に帰宅時間が遅いという話も聞きます。

このあたりは配属部署次第になってしまいます。

 

民間に比べると公務員業務のプレッシャーは少ない

公務員の仕組み上プレッシャーは感じにくいです。

上で述べたように、民間に比べると公務員は利益を追求するわけではないので、「納期厳守」や「なるべく早く」の観点が薄い。

また競争原理もはたらかないので、一般企業の「数字で結果を出せ!」みたいな状況も少ないです。

もしあなたが住所変更の手続きを急ぎでする必要があった場合、その手続きは市役所でしないといけません。

手続きが数日かかると言われた場合、ほかの市役所に行きますか?

いかないですよね。なぜならあなたの住んでいるその市役所でしか手続きができないからです。

このように公務員の仕組み上、プレッシャーがあまりかからないようになっています。

「そんなこと言ったって公務員も期日はあるよ!」と思うかもしれません。

もちろん公務員にも業務において期日はあります。

もし、民間の場合期日が遅れると顧客の信頼を失い、次から取引が無くなる。

つまり、「お金」を失うのです。「お金」が失われ続けると会社はいずれ倒産し、社員は食べていけなくなります。

だから民間会社は納期厳守が徹底されているのです。

公務員がもし期日に遅れると、どうでしょうか?

職場は倒産しませんし、職員は食べていけない状況に陥ることはありません。

公務員業務はプレッシャーが比較的少ないのです。

 

大企業→公務員で給料は下がるが、決して給料が低いわけではない

大企業から公務員に転職すると給料は下がることがおおいです。

大企業は企業の業績で給料が設定され、公務員は国の景気によるところが大きい。

大企業は、企業によっては市場規模のおおきい海外事業などでお金を稼げます。

公務員の場合だと、日本という国自体が少子高齢化問題をもとに衰退傾向にあり、国全体としてうまくお金を生み出しているわけではありません。

こういった背景をもとに公務員の方が大企業より給料が低い場合がおおいです。

「じゃあ公務員は給料が低くて微妙なんだね」と思われるかもしれません。

これに対して、あくまで大企業と比較して公務員の方が給料が低い場合がおおいだけで、中小企業と比較すると公務員の方が給料が高い場合がおおいです。

また大企業だと事業所の都合上、東京などの都市部に住まないといけない場合が多いですが、公務員だと地方に住むことができます。

地方の方が生活費は安くおさえられるので、大企業と公務員の給料の差があっても、生活の実態はそこまで差がありません。

 

公務員の将来はグレー 理由は3つ

公務員の将来は明るくはありません。グレーです。理由は以下の3つです。

 

  • ①:給料は上がらない見通し
  • ②:有用なスキルが身に付きにくい
  • ③:副業で上手くいきづらい

 

①:給料は上がらない見通し

上で述べたように、日本という国自体が少子高齢化問題をもとに衰退傾向にあり、国全体としてうまくお金を生み出しているわけではありません。

海外からの移民を積極的に受け入れるなどの起爆剤がなければ、国の状況は上向きにくく、公務員の給料が上がりにくいでしょう。

 

②:有用なスキルが身に付きにくい

公務員では有用なスキルが身に付きにくいです。

業務の内容上、決まりやルールに沿って仕事をすすめることが多いからです。

何か有用なスキル、特別なノウハウが個人にたまりにくい仕組みになっています。

これは公務員から民間企業に再転職しにくい状況を生み出しています。

大企業から公務員に転職する場合は、この点を十分考慮してください。

 

③:副業で上手くいきづらい

現在、民間企業や公務員でも副業解禁が推し進められています。

そして、副業解禁はさらに推し進められていくでしょう。

生活水準のアップや老後の備えなども考えると、副業での収入アップは大切です。

では民間企業の人と公務員の人ではどちらの方が副業で収入を上げやすいでしょうか?

おそらく、民間企業の人の方が収入を得られやすいでしょう。

上で述べたように民間企業の人は毎日会社で「お金を稼ぐ」業務に取り組んでいます。

いわばお金を稼ぐのに必要な基礎知識や基礎スキルを自然と吸収しています。

公務員の場合は利益を追求する業務は多くありません。

こういったところで公務員の方は民間企業の人より遅れをとってしまうでしょう。

 

今回は以上です。

大企業から公務員に転職をしようとする際は、自分にとって何が大事なのかを明確にし、公務員の方が最適だと判断した上で、転職活動に励むといいでしょう。

自分の大事にしている価値観をもとにした判断は、すべて「正解」です。

悔いのない行動をし、あなただけの理想の人生を送りましょう。

 

 

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